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レシートと「上様」領収証、どちらをもらうのが良いか?

2016年10月29日

時々、「レシートよりも領収証をもらった方がいいですか?」と聞かれることが

あります。

 

「〇〇商事 様」等の「宛名」が入っているため、仕事で使ったかどうかがわかる

ので領収証の方が良いと思われる方もいらっしゃるのだと思います。

 

でもいちいち「領収証下さい!」ってレジで頼むのってめんどくさいですよね。

 

しかし、税金の世界では、実は領収証でなくレシートであってもまったく問題

ないのです。

 

むしろレシートの方が経理作業もしやすく、資料として優れている面があります。

 

税法上、レシートには、

 

(1)相手先

(2)支払金額

(3)支払日

(4)取引内容

 

の4つが記載されている必要があります。

 

一方手書きの領収証では、「お品代」や「上様」と記載されている領収証を

よく見る機会があります。

 

手書きの領収証で、税務調査で問題になるのは、「お品代」の領収証は取引

内容が不明であり仕事で使ったことを証明する力が弱いという点です。

 

また、「上様」領収証は、他人が使った領収証を使いまわしているのでは

と疑ってみられる恐れがあります。

 

つまり品代、上様領収証は、上記4要件を満たさないことに加えて、

 

手書きゆえに金額を書き換えたり、白紙領収証を使ったりするケースが

あることも、税務調査で警戒される原因と言えます。

 

特に金額の大きな領収証をもらう場合には、あえて品代、上様とせず、

「証拠能力」の高い、「レシート」でもらうことが税務上、問題も少なく、

経費性を証明するためには無難と言えそうです。

 

金額が大きい場合で、しかも手書きの領収証をもらうような場合には、

できるだけ取引の内容まで記載してもらうようにしましょう。

 

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