資本金が少ないとこんな問題点が!

2017年1月13日

現在は会社法が改正されて資本金が1円でも会社を作れるようになりました。

 

以前は、株式会社を設立するためには資本金1,000万円、取締役3名、監査役1名

が必要でした。

 

当時は、株式会社というだけで一定の信用が得られたという面がありましたが、

 

昔と比べ株式会社が資本金が1円でも、取締役1名で会社設立できたりと手続が

格段に容易になっていることもあり、

 

株式会社を作っただけでは信用を得られないという現実もあります。

 

逆にその分、資本金額が経営者の「本気度」を計るための尺度とされる面がある点には

ご注意下さい。

 

また、あまりに小さい資本金で会社を設立してしまうと信頼が得にくい

こととなってしまう点がありますのでご注意下さい。

 

例えば、開業初年度などは顧客開拓など基盤作りが

中心となることもあり、赤字決算になることが多いです。

 

過小資本で設立すると財務基盤が弱い状態でスタートするため、会社設立

当初に赤字に陥ると

 

すぐに債務超過(資産よりも負債が多い財務内容が悪い状態)となりやすく、

金融機関が融資しづらい状態になってしまいます。

 

2期目に資金に困って融資を申し込んで金融機関に決算書を見せたら債務超過で

融資を受けられないなんてことは普通にあります。

 

ようやく営業が軌道に乗る大事なところで資金ショートして万事休す、なんて

ことのないように、

 

目先のことだけでなく借入れは1、2期先のことも考えて

融資は会社設立時から戦略的に考えて行う必要があります。

 

手軽に少なめの資本金でスタートすることには一定のリスクがある点には十分ご注意下さい。

 

渋谷区の福中税理士事務所では、起業・会社設立の手続から融資、事業計画書の

作成まで創業に特化して起業当初の経営者様が軌道に乗せるためのサポートに注力

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