発起設立、募集設立どちらが良いか?2つの設立方法について

2016年5月7日

会社設立の方法には、出資者の集め方によって

 

・「発起設立」

・「募集設立」

の2つの方法があります。

 

自分の会社を設立するにあたってどちらを選択したら良いのでしょうか。

 

今回は、それぞれ特徴点を確認してみましょう。

 

 

【発起設立とは?】

発起設立は、会社設立の企画者である発起人がすべての株式を引き受ける

方法です。

 

つまり、発起人だけで資本金をまかなうことができる場合に取られる方法

と言うことになります。

 

設立時の株式をすべて発起人だけで引き受けるため、

 

設立手続が簡単なことに加え、費用が安いメリットもあるため

 

実務上は発起設立により設立される場合がほとんどです

 

小規模な法人設立に適している方法と言えるでしょう。

 

 

【募集設立とは?】

一方、募集設立は、株式の一部のみ発起人が引き受けて、残りは他の出資者を

募って資本金を受け入れる方法です。

 

分かりやすく言うと設立時の株主のうちに1名でも発起人以外の者がいる場合は、

「募集設立」ということとなります。

 

ただし、募集設立は、発起人以外の人も出資することとなるため、厳格な手続が

求められることとなります。

 

募集設立を行うに際しては、発起設立と異なり、発起人は資本金の払い込みが完了

したら遅滞なく創立集会を開催しなければなりません。

 

創立総会は、会社設立後の株主総会にあたるもので、出資払い込み履行の報告や

設立時の取締役等の選任などを行います。

 

 

なお、以前は、会社設立する場合は、必ず銀行等の金融機関に対し払込金保管証明書

の発行を依頼し、登記手続書類に添付する必要がありましたが、

 

現在は、「発起設立」の場合については、払込金保管証明書の発行に代えて、

 

個人の通帳コピーを「払込みがあったことを証する書面」として提出するだけで

よくなっています。

 

これに対し、現在も、改正前と同様、費用、時間がかかる点が募集設立のデメリット

となっています。

 

 

発起設立、募集設立を選択する上でのポイントは、発起人以外に多くの出資者から

出資を募るかです。

 

当初から多くの投資家から出資を受ける特別なケースを除いては募集設立の

メリットは少ないと言えそうです。

 

 

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