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経理は何のためにするか?これから初めて起業される社長様へ

2015年10月21日

(1)会社の「今の現状(実態)を知る」こと。

(2)「次の手を打つ」こと。

 

この2つが起業当初の会社さんにとって、とても重要と感じています。

 

このうち最初にしなければならないことは、会社の現状を知ることですが、その際、

定期的な会計処理によりお金の動きを記録しなければなりません。

 

「経理は何のためにするか?」の答えもそこにあるように思います。

 

もしかしたら「税務申告のため仕方なく」と、経理をされている経営者さんも

多いかもしれません。

確かにこれも一つの考え方ですが・・・

 

私が、創業当初の経営者さんに最も優先していただきたいのはズバリ「現状認識」です。

 

・どれくらい、もうかっているか?(収益性)

・どれくらい、お金の余裕があるか、返済余力があるか?(安全性)

・どれくらい、効率的に経営できているか?(生産性)

 

これらがしっかり把握できていないと不測の事態を招く可能性があります。

そのためには、経理による正確な数字が必要となるのです。

 

 

現状のどこがよくてどこが悪いのか?

 

経営状態を物理的に検証することを通じて、

 

・どこがよくてどこが良くないのか?

・もっと具体的にどこを直したら利益が増えるか?

を把握(診断)することが、事業成功の近道と言えるでしょう。

 

このためタイムリーな経理処理を行わなければ、具体的な行動に移す(処方箋を出す)

ことができません。

 

・原価率が適正か?

・経費が多すぎないか?

・どこで利益が上がっていて、どこで利益が出ていないのか?

・今のまま推移するとどうなるのか?

を定期的に検証していくことが大切な作業となります。

 

ただし注意しなければならないのは、会計データだけでは数字に表れている「見える」情報しか

反映されないということです。

このため、この数字には現れない要素を含めて経営状態を検証していくことが何より重要と言えます。

 

現在の経営状態を示す試算表(貸借対照表や損益計算書)を基に、まずは「今の状態を知り」、

その上で「次に打つ手に生かす」

 

このプロセスこそが、創業期の会社さんが成長していくための欠かしていただきたくない、

ルーティーンワークと言えるでしょう。

 

渋谷区の福中税理士事務所は、会社設立や創業融資を始め、創業期の会社様の黒字経営を

サポートさせていただきます。

 

<参考記事>

【奥様や家族に会計ソフトの入力を頼むメリットとは?】

http://fukunaka.jp/kaisha/2016-09-28-2164/

 

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