あなたは開業資金をどうやって集めますか?(その1)

2015年4月21日

渋谷区桜丘町の税理士の福中です。  

今日は開業資金の調達方法について考えてみました。

 

【主な開業資金の調達方法】

独立開業する際に、皆さんはどのように開業資金を準備されているのでしょうか?

思いついたものを列挙してみました。  

 

(1) 預貯金

(2) 退職金

(3) 親、兄弟から借りる

(4) 日本政策金融公庫から借りる。

(5) 自治体の創業融資(渋谷区、新宿区、東京都など)

(6) 補助金  

 

このうち多いのは(1)、(3)、(4)、(5)あたりでしょうか。

今日は(1)、(2)、(3)について検討したいと思います。

 

   【それぞれの資金を準備する場合の注意点や特徴】  

(1)預貯金

 「開業資金の半分」を現預金でまかなえるのが理想です。  

  自己資金と融資が受けられる上限額には一定の相関関係があります。

 

    自己資金が十分であれば希望の融資額が出やすいのは事実です。  

  このため、やはり自己資金の準備は重要です。  

 

 (業種にもよりますが)最初の半年は売上がほとんど立たなくても資金繰りに

  支障がないように、運転資金はなるべく自己資金でまかなえると良いでしょう。  

 

(2)退職金 所得税が差し引かれる場合がありますので、額面金額ではなく実際に

  手取りでもらえる金額を事前に想定しておきましょう。  

 

(3)親、兄弟から借りる

       親族からの借入金は金融機関からの融資に際しては、自己資金として見て

  もらえない場合があり注意が必要です。  

 

  原則として親族からの借入金も他人からの借入金と同様、借入金である以上、

  返済が必要となるためです。

 

  その他、友人から借りるという方法もあるにはありますが、事業が順調なうちは

  良いのですが、返済に支障が出た際には信頼関係を損ない、

 

  その後の人間関係にも影響を及ぼしかねませんので、できれば避けたいところです。    

 

  税理士にちょっと事業計画のつくり方や融資の事を聞いてみたい方、

  どうぞお気軽にご相談下さい。

 

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