- 起業時・成長期の資金繰りと信用金庫とのつき合い方
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2015年10月7日
会社の成長に合わせて金融機関を使い分けましょう!
中小企業が創業時に金融機関から融資を受ける場合、借入先は「日本政策金融公庫」か「信用金庫(もしくは信用組合)」と限られています。
<起業時の資金繰り>
起業した際に、店舗内装などが必要な業種で、自己資金で開業資金のすべてを賄うことができる人はまれです。
こんな時には多くの場合、融資を利用することとなります。
普段からなじみのある駅前のメガバンクで貸してくれれば何の問題もありませんが、
メガバンクは、融資においては大企業との取引が中心です。
このため、取引額が少ない設立したての中小企業はなかなか相手にしてくれません。
こんなとき頼りになるのが信用金庫などの地域の金融機関です。
起業時の融資に関して言えば、日本政策金融金庫だけで済む場合もありますが、
この他に渋谷区、目黒区、港区など自治体の融資制度を利用する方法があります。
この場合は、信用金庫などの地域の金融機関が窓口となります。
<信用金庫のメリットとは何か?>
信用金庫のメリットは、きめ細やかなサービスを期待できることです。
メガバンクとは異なり、小規模企業に対しても親身に対応してくれるのはとても心強いところです。
営業エリアは狭いものの、地域密着したサービスで長期的な信頼関係を築くことができる身近な金融機関と言えます。
信用金庫と良い関係をつくるためには、信用金庫口座をメイン口座として、日頃からの売上代金、仕入代金、家賃などの入出金に利用することがポイントです。
(信用金庫からすれば会社の資金の動きが把握できることから、信頼関係を作りやすくなります。)
いざという時に頼りなるメインバンクは、日頃からの信頼関係が大切と言えるでしょう。
取引規模や営業エリアが大きくなってくると、金融機関の規模が徐々に融資規模も上がってきます。
また将来、順調に事業が大きくなってきた場合、十分な融資規模を得るために、地方銀行やメガバンクへシフトしていく必要が出てくるかもしれません。
「会社の成長のステージに合わせて金融機関を使い分ける。」
これが正しい金融機関の選び方と言えそうです。
渋谷区桜丘町の福中税理士事務所では、起業時の皆様に欠かせない自治体の制度融資のサポートや近隣の信用金庫のご紹介もさせていただいています。
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